D01403201B

CD Rewritable Recorder

取扱説明書

安全にお使いいただくために

製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や 産への損害を未然に防止するために、以下の注意事項をよくお読みください。

警告

以下の内容を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。

電源プラグをコンセントから抜く

万一、異常が起きたら

煙が出たり、変なにおいや音がするときは

機器の内部に異物や水などが入ったときは

この機器を落としたり、カバーを破損したときは

すぐに機器本体の電源スイッチを切り、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。

異常状態のまま使用すると、火災・感電の原因となります。

お買い上げの販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)に修理をご依頼ください。

指示

電源プラグにほこりをためない

電源プラグとコンセントの周りにゴミやほこりが付着すると、火災・感電の原因となります。

定期的(年1回くらい)に電源プラグを抜いて、乾いた布でゴミやほこりを取り除いてください。

禁止

電源コードを傷つけない

電源コードの上に重い物を載せたり、コードを壁や棚との間に挟み込んだり、本機の下敷きにしない

電源コードを加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、熱器具に近付けて加熱したりしない

コードが傷んだまま使用すると火災・感電の原因となります。

万一、電源コードが破損したら(芯線の露出、断線など)、お買い上げの販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)に交換をご依頼ください。

付属の電源コードを他の機器に使用しない

故障、火災、感電の原因となります。

交流100ボルト以外の電圧で使用しない

この機器を使用できるのは日本国内のみです。表示された電源電圧(交流100ボルト)以外の電圧で使用しないでください。また、船舶などの直流(DC)電源には接続しないでください。火災・感電の原因となります。

この機器を設置する場合は、放熱をよくするために、壁や他の機器との間は少し(20cm以上)離して設置する

ラックなどに入れるときは、機器の天面から1U以上、背面から10cm以上の隙間を空ける

隙間を空けないと内部に熱がこもり、火災の原因となります。

この機器の通風孔などから内部に金属類や燃えやすい物などを差し込む、または落とさない

火災・感電の原因となります。

この機器の通風孔をふさがない

通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災の原因となります。

禁止

機器の上に花びんや水などが入った容器を置かない

内部に水が入ると火災・感電の原因となります。

分解禁止

この機器のカバーは絶対に外さない

カバーを外す、または改造すると、火災・感電の原因となります。

内部の点検・修理は、お買い上げの販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)にご依頼ください。

この機器を改造しない

火災・感電の原因となります。

注意

以下の内容を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています。

電源プラグをコンセントから抜く

移動させる場合は、電源のスイッチを切り、必ず電源プラグをコンセントから抜き、外部の接続コードを外す

コードが傷つき、火災・感電の原因や、引っ掛けてけがの原因になることがあります。

旅行などで長期間この機器を使用しないときやお手入れの際は、安全のため必ず電源プラグをコンセントから抜く

通電状態の放置やお手入れは、漏電や感電の原因となることがあります。

指示

オーディオ機器を接続する場合は、各々の機器の取扱説明書をよく読み、電源を切り、説明にしたがって接続する

また、接続は指定のコードを使用する

電源を入れる前には、音量を最小にする

突然大きな音が出て、聴覚障害などの原因となることがあります。

この機器はコンセントの近くに設置し、電源プラグは簡単に手が届くようにする

異常が起きた場合は、すぐに電源プラグをコンセントから抜いて、完全に電源が切れるようにしてください。

この機器には、付属の電源コードを使用する

それ以外の物を使用すると、故障、火災、感電の原因となります。

禁止

ぐらついた台の上や傾いた所など不安定な場所に置かない

湿気やほこりの多い場所に置かない。風呂、シャワー室では使用しない

調理台や加湿器のそばなど油煙や湯気が当たる場所に置かない

火災・感電やけがの原因となることがあります。

電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張らない

コードが傷つき、火災・感電の原因となることがあります。

必ずプラグを持って抜いてください。

禁止

濡れた手で電源プラグを抜き差ししない

感電の原因となることがあります。

注意

5年に1度は、機器内部の掃除をお買い上げの販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)にご相談ください。

内部にほこりがたまったまま、長い間掃除をしないと火災や故障の原因となることがあります。

特に、湿気の多くなる梅雨期の前に行うと、より効果的です。なお、掃除費用については、ご相談ください。

電池の取り扱いについて

本機に付属するワイヤレスリモコンは、電池を使用しています。誤って使用すると、発熱、発火、液漏れなどを避けるため、以下の注意事項を必ず守ってください。

警告

乾電池に関する警告

禁止

乾電池は絶対に充電しない

破裂、液漏れにより、火災・けがの原因となります。

警告

電池に関する警告

強制

電池を入れるときは、極性表示(プラスとマイナスの向き)に注意し、電池ケースに表示されている通りに正しく入れる

間違えると電池の破裂、液漏れにより、火災・けがや周囲を汚損する原因となることがあります。

長時間使用しないときは電池を取り出しておく

液が漏れて火災・けが、周囲を汚損する原因となることがあります。もし液が漏れた場合は、電池ケースに付いた液をよく拭き取ってから新しい電池を入れてください。また、万一漏れた液が身体に付いたときは、水でよく洗い流してください。

禁止

指定以外の電池は使用しない

新しい電池と古い電池、または種類の違う電池を混ぜて使用しない

破裂、液漏れにより、火災・けがや周囲を汚損することがあります。

炎天下の車内や暖房器具のそばなど、温度が高くなる所で保管しない

本体の変形によるショートや発火、故障、電池の劣化の原因となります。

注意

電池に関する注意

禁止

金属製の小物類と一緒に携帯、保管しない。

ショートして液漏れや破裂などの原因となることがあります。

分解禁止

分解しない

電池内の酸性物質により、皮膚や衣服を損傷する恐れがあります。

注意

保管や廃棄をする場合は、他の電池や金属の物と接触しないようにテープなどで端子を絶縁してください。

使い終わった電池は、電池に記載された廃棄方法、もしくは各市町村の廃棄方法にしたがって捨ててください。

第1章 はじめに

このたびは、TASCAM CD Rewritable Recorder CD-RW900SXをお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。

ご使用になる前に、この取扱説明書をよくお読みになり、正しい取り扱い方法をご理解いただいた上で、末永くご愛用くださいますようお願い申し上げます。お読みになったあとは、本書をいつでも見られる所に必ず保管してください。

また取扱説明書は、TASCAMのウェブサイトからダウンロードすることができます。

CD-RW900SX

https://tascam.jp/int/product/cd-rw900sx/docs

本製品の構成

本製品の構成は、以下の通りです。

開梱は本体に損傷を与えないよう慎重に行ってください。梱包箱と梱包材は、後日輸送するときのために保管しておいてください。

付属品が不足している場合や輸送中の損傷が見られる場合は、お買い上げの販売店にお問い合わせください。

本体 x1

電源コード x1

ワイヤレスリモコン(TASCAM RC-RW900) x1

リモコン用単4形乾電池 x2

ラックマウントビスキット x1

TASCAM ID登録ガイド x1

取扱説明書(本書、保証書付き) x1

本書の表記

本書では、以下のような表記を使います。

ディスプレーに表示される文字を「TRACK」のように表記します。

「CD-DA」形式のことを「オーディオCD」形式と表記する場合があります。

MP3ファイルを記録したCDを「MP3ディスク」と表記します。

「オーディオCD」、「MP3ディスク」を総称して、「CD」と表記する場合があります。

必要に応じて追加情報などを、「ヒント」、「メモ」、「注意」として記載します。

ヒント

本機をこのように使うことができる、といったヒントを記載します。

メモ

補足説明、特殊なケースの説明などを記載します。

注意

指示を守らないと、人がけがをしたり、機器が壊れたり、データが失われたりする可能性がある場合に記載します。

商標および著作権に関して

TASCAMおよびタスカムは、ティアック株式会社の登録商標です。

MPEG Layer-3 audio coding technology licensed from Fraunhofer IIS and Thomson.

その他、記載されている会社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。

ここに記載されております製品に関する情報、諸データは、あくまで一例を示すものであり、これらに関します第三者の知的財産権、およびその他の権利に対して、権利侵害がないことの保証を示すものではございません。従いまして、上記第三者の知的財産権の侵害の責任、またはこれらの製品の使用により発生する責任につきましては、弊社はその責を負いかねますのでご了承ください。

第三者の著作物は、個人として楽しむなどのほかは、著作権法上権利者に無断で使用できません。装置の適正使用をお願いします。

弊社では、お客様による権利侵害行為につき一切の責任を負担いたしません。

設置上の注意

本機の動作保証温度は、摂氏5度〜35度です。

次のような場所に設置しないでください。音質悪化の原因、または故障の原因となります。

振動の多い場所

窓際などの直射日光が当たる場所

暖房器具のそばなど極端に温度が高い場所

極端に温度が低い場所

湿気の多い場所や風通しが悪い場所

ほこりの多い場所

本機は、水平に設置してください。

放熱をよくするために、本機の上には物を置かないでください。

パワーアンプなど熱を発生する機器の上に本機を置かないでください。

本機をラックにマウントする場合は、付属のラックマウントビスを使って、下図のように取り付けてください。なお、ラック内部では、本機の上に1U以上のスペースを空けてください。

電源について

付属の電源コードをAC IN端子に奥までしっかりと差し込んでください。

AC100V(50-60Hz)以外の電源には、接続しないでください。

電源コードの抜き差しは、プラグを持って行ってください。

結露について

本機を寒い場所から暖かい場所へ移動したときや、寒い部屋を暖めた直後など、気温が急激に変化すると結露を生じることがあります。結露したときは、約1〜2時間放置してから電源を入れてお使いください。

製品のお手入れ

製品の汚れは、柔らかい乾いた布で拭いてください。化学ぞうきん、ベンジン、シンナー、アルコールなどで拭かないでください。表面を傷める、または色落ちさせる原因となります。

CD(コンパクトディスク)について

本機は、市販の音楽CDのほかに、オーディオCD(CD-DA)形式で記録したCD-RやCD-RW、MP3オーディオファイルを記録したCD-RやCD-RWを再生することができます。

注意

8cmCDは、使用できません。8cmCDを挿入した場合には、自動的に排出されます。排出時に、取り出せない場所で止まってしまった場合は、EJECTボタンを押してください。

取り扱い上の注意

録音には、以下のマークがあるコンパクトディスクをお使いください。

CD-R

CD-RW

ディスクは、必ずレーベル面を上にして挿入してください。

ディスクをケースから取り出すときは、ケースの中心を押しながら、ディスクの外周部分を手で挟むように持ってください。

信号記録面(レーベルがない面)には、触れないでください。指紋や脂などが付着していると、再生するときにエラーの原因になることがあります。

信号記録面に指紋やほこりが付いた場合は、柔らかい布を使って中心から外側に向かって軽く拭いてください。

ディスクの汚れは音飛びや音質低下の原因となりますので、いつもきれいに清掃して保管してください。

ディスクの清掃に、レコードクリーナー、帯電防止剤、ベンジン、シンナーなどの化学薬品を使用することは絶対お止めください。表面が変質して再生不能になる恐れがあります。

ディスクにラベルなどを貼ることはおやめください。盤面にセロハンテープやレンタルCDのシールなどをはがした跡があるもの、またシールなどから糊がはみ出ているものは使用しないでください。そのまま本機にセットすると、ディスクが取り出せなくなる、または故障の原因となることがあります。

市販のCD用スタビライザーは、絶対に使用しないでください。再生できない、または故障の原因になります。

ヒビが入ったディスクは使用しないでください。

ハート形や名刺形、八角形など特殊形状のCDは、機器の故障の原因になりますので使用しないでください。

いくつかのレコード会社より「コピーコントロールCD」と銘打った著作権保護を目的としたディスクが販売されています。これらはCD規格に準拠していないディスクも存在するため、本機で再生できない場合があります。

CD-RやCD-RWディスクの取り扱いについてご不明な点がある場合は、ディスクメーカーに直接お問い合わせください。

CD-RディスクとCD-RWディスク

CD-Rディスクには、一度だけしか記録できません。記録したトラック(曲)を消去することもできません。ただし、ファイナライズ処理を施していないディスクで、ディスクの記録可能時間が残っている場合は、追加記録が行えます。記録が終わったCD-Rは、ファイナライズ処理を施すことで、一般のCDプレーヤーでも再生できるようになります(一部のCDプレーヤーでは、再生できないことがあります)。

CD-RWディスクは、記録可能容量を使いきった場合でも、記録内容を消去すれば繰り返し使用することができます。ただし、消去できるのは指定した曲から最後に記録した曲までに限られます。

途中の曲だけを消去することはできません。

CD-RWは、ファイナライズ処理を施しても、CD-RWに対応したCDプレーヤーでしか再生できません。

ファイナライズとは

CD-RやCD-RWは、音声データを録音した後でも、最終的なTOC*の情報をディスクに記録しなければ、一般のCDプレーヤーで再生することはできません。このTOCを記録することをファイナライズといいます。

ファイナライズしたディスクには、それ以上録音することができません。ただしCD-RWの場合は、アンファイナライズすれば再び録音することができます。

TOC(Table of Contents)= 録音したデータの情報

スロットインタイプのディスクの挿入

1.図のようにレーベル面を上にしてディスクの側面を持って、途中までディスクを挿入してください。

2.さらにディスクを押していくと、ディスクが挿入口に隠れる直前で自動的に引き込まれます。

ディスクがうまく入らないとき

ディスクが引っ掛かるなど、押しにくいときは、無理に押し込まずに一度ディスクを抜いてEJECTボタンを押してから、入れ直してください(無理に押し込むと、製品を破損する場合があります)。

リモコンの使用方法

使用上の注意

リモコンの受光部に直射日光や照明の強い光が当たっていると、リモコン操作ができないことがあります。

本機のリモコンを操作すると、赤外線によりコントロールする他の機器を誤動作させることがありますのでご注意ください。

電池の入れ方

リモコン裏面のふたを外し、ケースのplusminus表示に合わせて単4形乾電池を2本挿入します。

電池の交換時期は

操作範囲が狭くなる、またはボタンを押しても動作しない場合は、2本とも新しい電池に交換してください。

電池についての注意

乾電池を誤って使用すると、液漏れや破裂などの原因となることがあります。以下の注意をよく読んでご使用ください。

乾電池のplusminusの向きを、電池ケースに表示されている通りに正しく入れてください。

新しい乾電池と古い乾電池、または種類の違う乾電池を混ぜて使用しないでください。

乾電池は、絶対に充電しないでください。

長い間(1ヶ月以上)リモコンを使用しないときは、電池を取り出しておいてください。

液漏れを起こしたときは、ケース内に付いた液をよく拭き取ってから新しい電池を入れてください。

アフターサービス

この製品には、保証書が添付(巻末に記載)されています。大切に保管してください。万が一販売店の捺印やご購入日の記載がない場合は、無料修理保証の対象外になりますので、ご購入時のレシートなどご購入店・ご購入日が確認できる物を一緒に保管してください。

保証期間は、お買い上げの日より1年です。保証期間中は、記載内容によりティアック修理センター(巻末に記載)が無償修理致します。その他の詳細については、保証書をご参照ください。

保証期間経過後、または保証書を提示されない場合の修理などについては、お買い上げの販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)にご相談ください。修理によって機能を維持できる場合は、お客様のご要望により有料修理いたします。

万一、故障が発生した場合は使用を中止し、必ず電源プラグをコンセントから抜いて、お買い上げの販売店またはティアック修理センター(巻末に記載)までご連絡ください。修理を依頼される場合は、次の内容をお知らせください。

なお、本機の故障、もしくは不具合により発生した付随的損害(録音内容などの補償)の責については、ご容赦ください。

本機を使ったシステム内の記録メディアなどの記憶内容を消失した場合の修復に関しては、補償を含めて当社は責任を負いかねます。

型名、型番(CD-RW900SX)

製造番号(Serial No.)

故障の症状(できるだけ詳しく)

お買い上げ年月日

お買い上げ販売店名

お問い合わせ先については、裏表紙をご参照ください。

本機を廃棄する場合に必要となる収集費などの費用は、お客様のご負担になります。

第2章 各部の名称と働き

フロントパネル

1 POWERスイッチ

電源をオン/オフします。

2ィスク挿入口

ディスクを挿入します。

ディスクの一部を挿入すると自動的に引き込まれます。

3 ディスク強制排出用穴(エマージェンシーホール)

CDドライブの故障などでEJECTボタンを押してもディスクが排出されなくなった時、強制的にディスクを排出するために使用します。(→「ディスクの強制排出」)

注意

緊急時以外は使用しないでください。使用する際は、電源をオフにしてから使ってください。

4 MENUボタン

各種メニューを操作するメニューモードに切り換えます。(→「第3章 メニューモードの操作」)

5 EJECTボタン

ディスクを排出します。ディスプレイには「Disc Eject」と表示されます。

6 REPEATボタン

リピート再生機能のオン/オフを切り換えます。

7 ESCAPEボタン

メニューモード時、メニュー項目をキャンセルします。

8 DISPLAYボタン

停止中にこのボタンを押すと、現在のディスクタイトルがディスプレーに表示され、再生中(または一時停止中)に押すと、現在のトラックタイトルが表示されます。

9 TIMEボタン

ディスプレーに表示される時間モードを切り換えます。

10 赤外線受信部

付属のワイヤレスリモコン(TASCAM RC-RW900)の操作を受信します。

この部分の前に遮へい物があると、受信がうまく行えない場合がありますのでご注意ください。

11 ディスプレー

メニューや現在の動作状態を表示します。

12 TIMERスイッチ

タイマープレーのオン/オフを切り換えます。(→「タイマープレー」)

13 INPUT LRつまみ

アナログ入力信号を録音するときの入力レベルを調節します。

(L/Rチャンネル独立)

14 PHONES端子/PHONESつまみ

ステレオヘッドホンを接続します。

ヘッドホンの音量は、上側のつまみで調節します。

15 MULTI JOGダイ

トラックの選択や設定値の変更に使用します。また、このダイヤルを押すと、ENTERボタンとして動作し、選択したメニューや変更した設定値が確定します。

16 FINALIZE [INS] ボタン

ディスクのファイナライズ操作を行います。(→「ファイナライズ」)

テキスト入力時には、カーソル位置にスペースを挿入します。

再生中(または一時停止中)に押すと、ISRCコードを表示します。

17 ERASE [DEL] ボタン

CD-RWディスク使用時には、トラックやディスクの消去などを行えます。また、テキスト入力時には、カーソル位置にある文字を削除します。

再生中(または一時停止中)に押すと、RIDコードを表示します。

18 [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE] ボタン

再生中(または一時停止中)に押し続けると、レビュー再生(サーチ)を行います。

ディレクトリ再生がオンの場合、停止中に押すと、ディレクトリを選択できます。また、テキスト入力時には、カーソル位置を左に移動させます。

19 Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタン

再生中(または一時停止中)に押し続けると、キュー再生(サーチ)を行います。

ディレクトリ再生がオンの場合、停止中に押すと、ディレクトリを選択できます。また、テキスト入力時には、カーソル位置を右に移動させます。

20 STOPボタン

録音や再生を停止します。

21 PLAYボタン

録音や再生を開始します。

22 PAUSEボタン

録音や再生を一時停止します。

23 RECORDボタン

録音待機状態にします。また、手動でトラック番号を付けるときにも使用します。(→「トラック番号を手動で更新する」)

24 SYNC RECボタン

シンク録音のオン/オフを切り換えます。(→「シンク録音」)

25 INPUT SELECTボタン

録音ソースとなる入力端子を選択します。(→「入力信号の選択」)

26 KEYBOARD端子

IBM PC互換機用、PS/2インターフェースのキーボードを接続します。

初期設定は、英語用キーボード用に設定されています。英語用キーボードは日本語用のキーボードと配列が異なるため、日本語用キーボードを使う場合には、メニューで設定を変更してください。(→「キーボードタイプの設定」)

ディスクの強制排出

CDドライブの故障などでEJECTボタンを押してもディスクが排出されない場合は、ディスク強制排出用穴(エマージェーシーホール)を使用しディスクを取り出すことができます。

ディスクの強制排出時は、本体の電源をオフにしてから、以下の操作を行ってください。

1.クリップなどを伸ばした細長いピンを用意してください。

2.ディスク強制排出用穴(エマージェーシーホール)にピンを差し込み、何回か奥に押し込みます。

3.ディスクが少し排出されますので、手で引き出します。

注意

緊急時のための機能です。通常ディスク取り出しは通常の手順で取り出してください。

ディスクの強制排出は、電源の入っている状態では絶対に行わないでください。

リアパネル

27 ANALOG IN L/R(UNBALANCED)端子

アナログ入力端子(RCAピンジャック)です。

規定入力レベルは、−10dBVです。

28 ANALOG OUT L/R(UNBALANCED)端子

アナログ出力端子(RCAピンジャック)です。

規定出力レベルは、−10dBVです。

29 DIGITAL INOUT(COAXIAL)端子

IEC-60958(コンシューマユース)に準拠したデジタル入力/出力端子です。

30 DIGITAL INOUT(OPTICAL)端子

IEC-60958(コンシューマユース)に準拠したデジタル入力/出力端子です。

31 AC IN端子

付属の電源コードを接続します。

オーディオ信号の接続

入力

INPUT SELECTボタン(またはリモコンのINPUT SELボタン)で選んだ入力端子のみが有効です。

次の3系統の入力端子の中から1つを選択して、接続を行います。

ANALOG IN L/R(UNBALANCED)端子

DIGITAL IN(COAXIAL)端子

DIGITAL IN(OPTICAL)端子

現在選ばれている入力端子は、ディスプレーで確認できます。(→「入力信号の選択」)

出力

次の3系統の出力端子全てから信号が出力されます。任意の端子を選び、接続を行います。

ANALOG OUT L/R(UNBALANCED)端子

DIGITAL OUT(COAXIAL)端子

DIGITAL OUT(OPTICAL)端子

ディスプレー

ディスプレーには、デッキの動作モード、メニュー、CDのディスク情報などの様々な情報が表示されます。

1 TOC

TOC情報が書き込まれたディスクがセットされているときに赤く点灯します。

2 トラック番号表示

再生中/選択中のトラック番号を表示します。

インクリメンタルプレー機能がオンの場合、再生中(または一時停止中)にTRACKインジケーターが点滅します。

3 MP3

MP3ディスクがセットされているときに点灯します。

4 カウンター表示

時間表示モードに応じて「TOTAL」、「REMAIN」が点灯/消灯します。カウンター表示は、分(3桁)秒(2桁)です。

5 KEY

キーコントロール機能がオンのときに点灯します。

6 PITCH

ピッチコントロール機能がオンのときに点灯します。

7 A.CUE

オートキュー機能がオンのときに点灯します。

8 A.READY

オートレディー機能がオンのときに点灯します。

9 A.TRACK

オートトラック機能がオンのときに点灯します。

10 レベルメーター

再生レベル、および接続機器の入力レベルを表示します。

11 A-B

A-Bリピート機能がオンのときに点灯します。また、Bポイントが設定されるまで点滅します。

12 REPEAT

リピート機能がオンのときに点灯します。

13 SYNC

SYNC録音機能がオンのときに点灯します。

14 REC

録音または録音待機中で、SRC機能がオンのときに点灯します。また、録音または録音待機中で、SRC機能がオフのときに点滅します。

15 BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE(PLAY)インジケーター

再生中に点灯します。

オートキューポイントサーチ中は、点滅します。

16 pause(PAUSE)インジケーター

一時停止中、または録音待機中に点灯します。

17 OPTICAL

入力ソースがOPTICALに設定されているときに点灯します。

18 COAXIAL

入力ソースがCOAXIALに設定されているときに点灯します。

19 ANALOG

入力ソースがUNBALANCEに設定されているときに点灯します。また、入力ソースがBALANCEに設定されているときに点滅します。

20 SINGLE

シングル再生モードに設定されているときに点灯します。

21 RANDOM

ランダム再生モードに設定されているときに点灯します。

22 PROGRAM

プログラム再生モードに設定されているときに点灯します。

23 DISC/GROUP/TRACK

ディスクがセットされていて、停止中のときに「DISC」が点灯します。

ディレクトリ再生モードがオンのときに「GROUP」が点灯します。

再生/一時停止/録音/録音待機中のときに「TRACK」が点灯します。

24 キャラクター表示部

ディスク情報/トラック情報/メニュー/メッセージ/時間/動作ステータスなどを表示します。

25 (TIMER)インジケーター

タイマープレー機能がオンのときに点灯します。

26 CAPS

タイトル入力時にCAPSモードがオンのときに点灯します。

小文字のときは、何も点灯しません。

ワイヤレスリモコン(TASCAM RC-RW900)

1 DISPLAYボタン

フロントパネルのDISPLAYボタンと同じ動作です。

2 TIMEボタン

フロントパネルのTIMEボタンと同じ動作です。

3 数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)

トラック番号を入力したり、プログラム再生を設定したりするのに利用します。

4 REPEATボタン

フロントパネルのREPEATボタンと同じ動作です。

5 A-Bボタン

A-Bリピート再生の操作に使用します。(→「A-Bリピート再生」)

6 DIRECTORYボタン

MP3ファイルのディレクトリ再生のオン/オフを切り換えます。(→「ディレクトリ再生の設定」)

7 PITCHボタン

ピッチコントロールのオン/オフを切り換えます。

8 FADERボタン

録音中に、フェードイン/フェードアウトを行います。(→「フェードイン/アウト」)

9 RECORDボタン

フロントパネルのRECORDボタンと同じ動作です。

10 SYNC RECボタン

フロントパネルのSYNC RECボタンと同じ動作です。

11 SEARCH(Fast Forward)ボタン

フロントパネルの [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE]/Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタンと同じ動作です。

12 STOPボタン

フロントパネルのSTOPボタンと同じ動作です。

13 PAUSEボタン

フロントパネルのPAUSEボタンと同じ動作です。

14 OPEN/CLOSEボタン

フロントパネルのEJECTボタンと同じ動作です。

15 CLEARボタン

数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)で入力した数字を取り消します。

プログラム時、最後に登録したプログラムを削除します。

メニューモード時、本体のESCAPEボタンと同じ動作です。

16 ENTERボタン

フロントパネルのMULTI JOGダイヤルを押したときと同じ動作です。

17 MENUボタン

フロントパネルのMENUボタンと同じ動作です。

18 PLAY MODEボタン

再生モードの切り換えを行います。(→「再生モード」)

19 ERASEボタン

フロントパネルのERASE [DEL] ボタンと同じ動作です。

20 FINALIZEボタン

フロントパネルのFINALIZE [INS] ボタンと同じ動作です。

21 REC MUTEボタン

約4秒間の無音録音を行います。

無音録音終了後は、録音一時停止状態になります。(→「レックミュート」)

22 SKIP()ボタン

フロントパネルのMULTI JOGダイヤルを回したときと同じ動作です。

23 PLAYボタン

フロントパネルのPLAYボタンと同じ動作です。

第3章 メニューモードの操作

ここでは、CD-RW900SXの各種設定や編集を行うモード(メニューモード)の構成や基本操作について説明します。

メニューの構成

メニューモードの構成は、次のようになっています。各項目の詳細については、参照ページをご覧ください。

メニュー項目

サブメニュー項目

機能

参照ページ

PLAY

PLAY MODE

再生モードの設定

→ 再生モード

PITCH

ピンチコントロールのオン/オフ設定

→ ピッチコントロール再生

PITCH CONT

ピンチコントロール値の設定

PITCH STEP

ピンチコントロールの設定

KEY

キーコントロール機能のオン/オフ設定

→ キーコントロール再生

KEY LEVEL

キーコントロールレベルの設定

DIRECTORY

MP3ディスクのディレクトリ再生のオン/オフ設定

→ ディレクトリ再生の設定

MP3 ACTION

MP3ファイル再生時のエラー処理の設定

→ MP3 ACTIONの設定

READ SPEED

読み出し速度の設定

→ 再生の基本操作

A_READY

オートレディ機能のオン/オフ設定

→ オートレディー機能

A_CUE

オートキュー機能のオン/オフ設定

→ オートキュー機能

A_CUE LEVEL

オートキューレベルの設定

REC

VOLUME

デジタル信号の入力レベルの設定

→ 入力信号の調節

FADE IN

録音時のフェードイン動作時間の設定

→ フェードイン/アウト

FADE OUT

録音時のフェードアウト動作時間の設定

SRC

サンプリングレートコンバーターのオン/オフ設定

→ サンプリングレートコンバーターを使用する

SYNC LEVEL

シンク録音動作レベルの設定

→ シンク録音

A_TRK

オートトラックモードの設定

→ オートトラック録音

A_TRK LEVEL

オートトラック動作レベルの設定

A_TRK TIME

オートトラック動作時間の設定

TEXT

TEXT EDIT

CDのトラック名またはディスク名の設定

→ 第7章 名前を付ける

SYSTEM

KEYBOARD

キーボードタイプの設定

→ キーボードタイプの設定

PLAY TIME

本機で再生に使用した総時間を表示

→ 再生の基本操作

REC TIME

本機で録音に使用した総時間を表示

→ 録音の基本操作

IR REMOTE

リモコン操作の禁止/許可の設定

→ メニュー操作の基本

F_PRESET

各設定を工場出荷状態に戻します

メニュー操作の基本

1.本体または付属の専用リモコン(TASCAM RC-RW900)のMENUボタンを押します。

メニュー選択画面になります。

2.希望のメニューを選択します。

本体操作の場合:

MULTI JOGダイヤルを回して希望のメニュー項目を表示し、MULTI JOGダイヤルを押します。

リモコン操作の場合:

SKIP()ボタンを使って希望のメニュー項目を表示し、ENTERボタンを押します。

メニュー項目は、以下の順で表示されます。

サブメニュー項目選択画面になります。

(例:再生モードの場合)

メモ

サブメニュー項目選択画面からメニュー選択画面に戻りたい場合は、本体のESCAPEボタン(リモコン操作の場合CLEARボタン)を押します。

3.希望のサブメニューを選択します。

本体操作の場合:

MULTI JOGダイヤルを回して希望のサブメニュー項目を表示し、MULTI JOGダイヤルを押します。

リモコン操作の場合:

SKIP()ボタンを使って希望のメニュー項目を表示し、ENTERボタンを押します。

(例:連続再生の場合)

設定画面になります。

メモ

サブメニュー項目選択画面に戻りたい場合は、本体のESCAPEボタン(リモコン操作の場合CLEARボタン)を押します。

4.設定を行います。

本体操作の場合:

MULTI JOGダイヤルを回して希望の設定値を表示し、MULTI JOGダイヤルを押します。

リモコン操作の場合:

SKIP()ボタンを使って希望のメニュー項目を表示し、ENTERボタンを押します。

メモ

時間表示など、確認のみで設定のないメニュー項目もあります。

5.設定後、メニューモードを抜けます。

メモ

選択、設定途中でもMENUボタンを押すと、メニューモードを抜けることができます。

メニューの設定は、電源を切っても記憶されています(TEXTを除く)。

SYSTEMメニューのIR REMOTEサブメニューを「Disable」に設定すると、本機は特定のボタンを除いてリモコンからの操作を受け付けなくすることができます(「Enable」に設定するとリモコンからの全てのボタン操作が可能となります)。

各設定を工場出荷状態に戻す場合は、SYSTEMメニューのF_PRESETサブメニューを実行してください(No Disc状態以外では、実行できません)。

第4章 再生

ここでは、挿入されたCD/CD-R/CD-RWメディアを再生する方法や、CD-ROMなどのメディアにMP3フォーマットで記録されたオーディオファイルの再生方法について説明します。

再生可能なディスクについて

本機では、次のようなディスクの再生に対応しています。

CD-DA形式で記録されている市販のオーディオCD

CD-DA形式で記録されているCD-R/CD-RW

MP3形式のファイルが記録されているCD-ROM/CD-R/CD-RW

再生の基本操作

ここでは、再生/一時停止/停止などの基本操作を行う手順について説明します。

1.ヘッドホンでモニターする場合は、PHONES端子にヘッドホンを接続し、PHONESつまみを絞っておきます。

2.POWERスイッチを押して電源を入れます。

3.ディスクを、ディスク挿入口に挿入します。

ディスプレイには「Disc Loading」と表示され、ディスクの読み込みを開始すると「TOC Reading」に切り換わります。

ディスクの読み込みが完了すると、ディスプレーに総トラック数と総再生時間が表示されます。

なお、挿入したディスクの種類は、次のように表示されます。

ファイナライズ済みのメディアを示します。ファイナライズ処理していないCD-RまたはCD-RWメディアの場合、消灯となります。

MP3ファイルが記録されたメディア

4.再生を始めるには、PLAYボタンを押します。

接続されているモニターシステム、またはPHONESつまみを操作して、適切なモニターレベルに設定してください。

なお、一時停止や停止の操作は、次のように行います。

再生を一時停止するには

PAUSEボタンを押します。

もう一度PLAYボタンを押すと、再び再生が始まります。

再生を止めるには

STOPボタンを押します。

メモ

この取扱説明書では、特に断りがない限り、再生モードが連続再生に設定されているものとして説明しています。(→「再生モード」)

SYSTEMメニューのPLAY TIMEサブメニューを表示すと本機で再生した総時間を確認できます。

PLAYメニューのREAD SPEEDサブメニューを「High」に変更すると、傷や汚れなどで読み取りづらいディスクの再生が可能になる場合があります。設定を「High」にして再生を行うと回転音などの動作音が大きくなります。

選曲

ここでは、複数のトラックを含むCDを再生するときに、選曲を行う方法を説明します。

選曲方法には、前後のトラック番号に移動する方法(スキップ)と、トラック番号を直接指定する方法があります。

スキップ

前後のトラック番号にスキップする方法を説明します。

1.フロントパネルのMULTI JOGダイヤルを回して(またはリモコンのSKIP()ボタンを押して)トラックを選びます。

ダイヤルまたはボタンを使用したときの動作は、次の通りです。

MULTI JOGダイヤル

右に回すと後ろのトラック番号、左に回すと手前のトラック番号に移動します。

SKIP()ボタン

ボタンを押すと後ろのトラック番号、ボタンを押すと手前のトラック番号に移動します。

2.フロントパネルのPLAYボタン(またはリモコンのPLAYボタン)を押します。

選択したトラックの再生が始まります。また、PLAYボタンの代わりにフロントパネルのPAUSEボタン(またはリモコンのPAUSEボタン)を押した場合は、選択したトラックの先頭に移動した後、一時停止状態になります。

トラック番号の指定選曲

リモコンの数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)を使用して、再生するトラック番号を直接指定する方法を説明します。

1.リモコンの数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)を使って、トラック番号(最高3桁)を入力します。

トラック番号は、高い桁の数字から順に入力します。

トラック1を指定する場合

1ボタンを1回押す。

トラック12を指定する場合

1ボタンRIGHTWARDS ARROW2ボタンの順に押す。

トラック103を指定する場合

1ボタンRIGHTWARDS ARROW0ボタンRIGHTWARDS ARROW3ボタンの順に押す。

2.リモコンのPLAYボタンを押します。

選択したトラックの再生が始まります。また、この手順でPLAYボタンの代わりにリモコンのPAUSEボタンを押した場合は、選択したトラックの先頭に移動した後で、一時停止状態になります。

メモ

PLAYボタンを押す代わりにMULTI JOGダイヤルを押して(またはリモコンのENTERボタンを押して)、トラック番号を確定することもできます。

プログラム、ランダムモード時はリモコンの数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)によるトラック指定はできません。

トラックのサーチ

再生中(または一時停止中)に、トラックの聴きたい部分をサーチできます。サーチ方法には、音声を聴きながら早戻し/早送りサーチを行う通常のサーチと、任意のトラック/時間を直接指定して移動するサーチ(ダイレクトサーチ)があります。

通常のサーチ

フロントパネルの [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE]/Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタン(またはリモコンのSEARCH(Fast Forward)ボタン)を使って、音声を聴きながらトラックをサーチする方法を説明します。

1.任意のトラックを再生状態、または一時停止状態にします。

2.フロントパネルの [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE]/Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタン(またはリモコンのSEARCH(Fast Forward)ボタン)の一方を押し続けます。

前方(Fast Forward)または後方()へのサーチが始まります。

3.サーチを止めるには、フロントパネルの [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE]/Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタン(またはリモコンのSEARCH(Fast Forward)ボタン)を放します。

サーチを行う前の状態(再生または一時停止)に戻ります。

メモ

MP3ファイルは、通常のサーチは行えません。

ダイレクトサーチ

任意のトラック/時間を直接指定して移動するサーチ(ダイレクトサーチ)について説明します。

1.ダイレクトサーチを行うには、リモコンの数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)を使って、次の順に8桁の数字を入力します。

トラック番号(3桁)

トラックの先頭からの経過時間(分)(3桁)

トラックの先頭からの経過時間(秒)(2桁)

たとえば、トラック2の1分30秒の位置を指定する場合は、次の順に数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)を押します。

0RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW2RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW1RIGHTWARDS ARROW3RIGHTWARDS ARROW0

8桁の入力が完了した時点で、即座に該当する位置に移動します。

メモ

ダイレクトサーチは、トラックが停止、再生、一時停止のどの状態であっても利用できます。

停止状態または再生状態のときにダイレクトサーチを行うと、移動した位置から再生を始めます。また、一時停止中だった場合は、移動した位置でも一時停止になります。

注意

MP3ディスクが挿入されているときは、トラック内の時間指定ができません。トラック番号(先頭から3桁)を入力した時点で、指定したトラックが再生されます。

現在挿入されているディスクに存在しないトラック番号や時間を指定すると、その時点で設定操作が解除されます。

プログラム、ランダムモード時はダイレクトサーチはできません。

2.トラック番号のみ、またはトラック番号+分単位で位置を指定したいときは、必要な数値のみを入力したところで、リモコンのENTERボタン(またはPLAYボタン、PAUSEボタン)を押します。

トラック番号のみを指定した場合

トラック番号(最大3桁)を指定してからリモコンのENTERボタン(またはPLAYボタン、PAUSEボタン)を押すと、ダイレクトサーチが実行されます。分と秒の桁は、全て0になります。

メモ

この方法でトラックを指定するときは、先頭の0または00を省略できます。たとえば、トラック2を選ぶときは2、トラック12を選ぶときは1RIGHTWARDS ARROW2の順で押してからENTERボタン(またはPLAYボタン、PAUSEボタン)を押します。

停止状態または再生状態のときにENTERボタンを使ってダイレクトサーチを行うと、移動した位置から再生が始まります。また、一時停止中だった場合は、移動先でも一時停止します。

PLAYボタンを押してダイレクトサーチを行った場合は、移動した位置から即座に再生が始まります。また、PAUSEボタンを押した場合は、移動した位置で一時停止状態になります。

この動作は、「トラック番号の指定選曲」と同じです。

トラック番号と分単位の位置を指定した場合

トラック番号と分単位の開始位置(合計6桁)を指定してからリモコンのENTERボタン(またはPLAYボタン、PAUSEボタン)を押すと、ダイレクトサーチが実行されます。この場合、秒の桁は0になります。

各ボタンを押したときの動作は、トラック番号のみを指定した場合同じです。

たとえば、トラック2の1分00秒の位置を指定する場合は、次順にボタンを押します。

0RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW2RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW1RIGHTWARDS ARROWリモコンのENTERボタン(またPLAYボタン、PAUSEボタン)

メモ

この方法で指定するときは、分の先頭の0を省略できます。

上記の例では、0RIGHTWARDS ARROW0RIGHTWARDS ARROW2RIGHTWARDS ARROW1の順で押してからENTERボタン(またはPLAYボタン、PAUSEボタン)を押します。

再生モード

本機では、4種類の再生方法(再生モード)の中から1つを選んで使用できます。選択できる再生方法は次の通りです。

連続再生モード(初期設定)

トラック番号の順番通りに再生します。

シングル再生モード

1トラックだけを再生し、再生後に停止します。

ランダム再生モード

ディスクの全てのトラックをトラック番号に関係なく、ランダムに再生します。

プログラム再生モード

トラックを登録した順序で再生します。

再生モードを切り換えるには、リモコンのボタンを使用する方法と、メニューモードを使用する方法があります。

再生モードを選択する

リモコンのボタンを使用する場合

1.停止状態で、リモコンのPLAY MODEボタンを繰り返し押します。

ボタンを押すたびに、モードが切り換わります。

ディスプレーには、現在選ばれているモードが次のように表示されます。

ディスプレー

表示再生モード

Continue

連続再生

Single

シングル再生

Program

プログラム再生

Random

ランダム再生

2.PLAY MODEボタンの操作を終えてしばらくすると、元の表示に戻ります。

選択中の再生モードにより、画面右部に次のような表示が現れます。

再生モード

インジケーター表示

連続再生

表示なし

シングル再生

「SINGLE」が点灯

プログラム再生

「PROGRAM」が赤く点灯

ランダム再生

「RANDOM」が赤く点灯

メニューモードを使用する場合

1.停止状態で、「メニュー操作の基本」を参考に、メニュー項目「PLAY MODE?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、再生モードを選びます。

変更した再生モードは即座に反映されます。ディスプレーには、現在選ばれているモードが次のように表示されます。

ディスプレー表示

再生モード

Mode>Cont

連続再生

Mode>Single

シングル再生

Mode>Program

プログラム再生

Mode>Random

ランダム再生

3.メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタン、またはMULTI JOGダイヤルを押します。

メモ

選択した再生モードは、電源を切っても保持されます。

連続再生

トラック番号の順番通りに再生する標準的な再生モードです。

1.停止状態で、再生モードを「Continue」または「Mode>Cont」に設定します。

設定方法は、「再生モード」をご参照ください。

2.フロントパネル(またはリモコン)のPLAYボタンを押します。

トラック番号の順に再生が行われます。

シングル再生

1トラックだけを再生する再生モードです。

1.停止状態で、再生モードを「Single」に設定します。

設定方法は、「再生モード」をご参照ください。

2.必要ならば、リモコンのSKIP()ボタン、リモコンの数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)、フロントパネルのMULTI JOGダイヤルなどを使って、再生するトラックを選びます。(→「トラックのサーチ」)

3.フロントパネル(またはリモコン)のPLAYボタンを押します。

1トラックだけ再生を行い、再生後に停止します。

プログラム再生

あらかじめプログラムされた順序でトラックを再生する再生モードです。プログラムできるトラック数は、最大99トラックです。

1.停止状態で、再生モードを「Program」に設定します。

設定方法は、「再生モード」をご参照ください。

2.リモコンの数字ボタン(1〜9ボタン、0ボタン)を使ってプログラムするトラック番号を入力し、ENTERボタンを押して確定します。

トラック番号がプログラムされます。

メモ

MULTI JOGダイヤルを回してトラックを選び、MULTI JOGダイヤルを押すことでも、プログラムが行えます。

3.手順2.を繰り返して、1曲目から最後までプログラムを行います。

メモ

同じトラックを繰り返しプログラムすることも可能です。

リモコンのCLEARボタンを押すと、最後にプログラムしたトラックがプログラムデータから消去されます。

100曲以上をプログラムしようとすると、エラーメッセージ「PGM Full!」が表示されます。プログラムできるのは、99曲までです。

プログラムしたトラックの総再生時間が999分59秒を越えると、「---:--」と表示されます。

4.PLAYボタンを押して、プログラム再生を始めます。

注意

この再生モードでは、トラックが1つもプログラムされていないときは再生が行われません。

停止中にSTOPボタンを押すと、プログラムデータが全て消去されます。

停止中に再生モードを切り換えると、プログラムデータが全て消去されます。

本体の電源を切ると、プログラムデータが全て消去されます。

ランダム再生

全てのトラックをランダムに再生します。

1.停止状態で、再生モードを「Random」に設定します。

設定方法は、「再生モード」をご参照ください。

2.フロントパネル(またはリモコン)のPLAYボタンを押します。

トラック番号に関係なく、全てのトラックをランダムに再生します。

時間表示の切り換え

ここでは、時間表示を切り換える方法を説明します。

フロントパネル(またはリモコン)のTIMEボタンを押します。

TIMEボタンを押すたびに、4種類の時間表示が切り換わります。現在選ばれている表示方法は、以下のインジケーターの状態で確認できます。

表示なし

現在のトラックの経過時間を表示します。

「REMAIN」が点灯

現在のトラックの残り時間を表示します。

「TOTAL」が点灯

ディスクの経過時間を表示します。

「TOTAL」と「REMAIN」が点灯

ディスクの残り時間を表示します。

メモ

停止中は、「TOTAL」および「REMAIN」インジケーターの点灯状態にかかわらず、常にディスク全体の録音時間を表示します。

プログラムモードでは、ディスク全体ではなくプログラム全体の経過時間と残り時間を表示します。

MP3ファイルを再生する場合、常にトラック経過時間が表示されます。TIMEボタンの操作は無効です。

録音中/録音待機中の時間表示については、「第5章 録音」の「時間表示の切り換え」をご参照ください。

タイマープレー

タイマープレーは、電源を入れると自動的に再生を始める機能です。この機能をオンに設定しておき、市販のタイマーなどを使って外部から本機の電源を入れれば、お好きな時間に再生を開始できます。

1.本機の電源がタイマーの電源出力から供給されるように、本機をタイマーに接続します。

2.再生するディスクを挿入します。

3.本体のTIMERスイッチを「PLAY」側に切り換えて、タイマープレー機能をオンにします。

タイマープレー機能がオンのとき、ディスプレーにタイマーインジケーターが点灯します。

メモ

ディスクが挿入されていないときは、タイマーインジケーターが点滅します。

4.タイマーを希望の時刻に設定します。

タイマーを設定した時刻になると本機の電源がオンになり、自動的に再生を始めます。

リピート再生

ここでは、現在セットされているディスクの全トラックを繰り返し

再生したり、トラック内の特定区間を繰り返し再生(A-Bリピート再生)したりする方法について説明します。

通常のリピート再生

ディスクの全てのトラックを繰り返し再生します。

1.フロントパネル(またはリモコン)のREPEATボタンを押して、リピート再生機能をオンにします。

ディスプレーに「Repeat ON」と表示され、[REPEAT] インジケーターが点灯します。

この状態で、ディスクの全てのトラックを繰り返し再生できます。

再生中にリピート再生機能をオンにした場合は、そのまま再生を続け、ディスクの最後まで再生すると先頭に戻って再生を続けます。

停止中にオンにした場合は、PLAYボタンを押すとリピート再生が始まります。

2.リピート再生機能をオフにするには、フロントパネル(またはリモコン)のREPEATボタンをもう一度押します。

ディスプレーに「Repeat OFF」と表示され、[REPEAT] インジケーターが消灯します。

メモ

リピート再生をシングル再生、プログラム再生、ランダム再生と組み合わせると、1曲リピート、プログラムリピート、ランダムリピートが行えます。

リピート再生機能の設定は、電源を切っても記憶されています(A-B点は記憶されません)。

A-Bリピート再生

トラック内の区間(A-B)を指定して、繰り返し再生します。

1.再生中にA-Bリピート再生の始点(A)にしたい位置で、リモコンのA-Bボタンを押します。

ディスプレーの [REPEAT] インジケーターが点灯し、 A- インジケーターが点滅します。

メモ

REPEATボタンを押すと、A-Bリピート再生の始点(A)が解除され、[REPEAT] インジケーターと、 A- インジケーターが消灯します。

2.繰り返したい区間の終点(B)で、もう一度リモコンのA-Bボタンを押します。

ディスプレーの [REPEAT] インジケーターに加えて、 A-B インジケーターが点灯します。

これで区間(A-B)が確定し、A-Bリピート再生が始まります。

メモ

一時停止してから始点(A)と終点(B)を設定することも可能です。

3.A-Bリピート再生機能をオフにするには、リモコンのA-Bボタン、またはREPEATボタンを押します。

ディスプレーの [REPEAT] インジケーターと、 A-B インジケーターが消灯し、A-Bリピート再生機能が解除されます。再生中に解除した場合は、A-Bリピート再生の終点に指定した位置を越えても再生が続きます。

注意

STOPボタンを押すと、指定した区間(A-B)は消去されます。

MP3ファイルでは、A-Bリピート再生は行えません。

トラックをまたいでの、A-Bリピート再生は行えません。

ピッチコントロール再生

本機では、ピッチ(音の高さと再生の速さ)を変化させて再生できます(ピッチコントロール再生)。

メモ

以下の説明では、ピッチコントロールモードのオン/オフの切り換え操作をメニューモードを使用して行いますが、リモコンのPITCHボタンを使用することもできます。

1.停止状態で、「メニュー操作の基本」を参考に、メニュー項目「PITCH?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Pitch> XXX%」が表示されます。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、ピッチコントロール再生のオン/オフを切り換えます。

ピッチコントロール再生機能をオンにすると、ディスプレーのPITCHインジケーターが点灯します。

3.メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「PITCH CONT?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Pitch> XXX%」と表示されます(−16.0〜0.0〜+16.0を選択可能)。

4.MULTI JOGダイヤルを回して、ピッチコントロール値を設定します

メモ

調節する値の細かさは、メニュー項目「PITCH STEP?」を使って、0.1%〜1.0%の範囲で設定できます。

5.メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタンまたはMULTI JOGダイヤルを押します。

6.ピッチコントロール再生を一時的にオフにするには、リモコンのPITCHボタンを押します。

ディスプレーに「Pitch OFF」が表示され、ピッチコントロール再生がオフになります。元に戻すには、もう一度同じボタンを押します。

注意

再生中にピッチコントロール再生のオン/オフを切り換えると、再生音が瞬間的に途切れることがありますのでご注意ください。

MP3ファイルに対してはピッチコントロールが働きません。

キーコントロール再生

オーディオCD再生時に、キーを変えることができます。

MP3ディスクに対しては、本機能は働きません。

1.停止状態で、「メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「KEY?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Key> XXX」が表示されます。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、キーコントロール再生のオン/オフを切り換えます。

キーコントロール機能をオンにすると、ディスプレーのKEYインジケーターが点灯します。

3.メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「KEY LEVEL?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Key Level> XXX」(選択値:0(音程の変化なし)、♭1〜♭6、#1〜#6から選択可能)が表示されます。

4.MULTI JOGダイヤルを回して、キーコントロールレベルの値を設定します。

この状態でCDを再生すると、スピードは変わらずキーだけが変化して再生されます。

ヒント

キーコントロール機能がオンのときにピッチコントロール機能を使うと、再生スピードが変わるだけで音程は変わりません(再生される音程はKEY LEVEL? 項目で設定された音程に固定されます)。

したがってKEY LEVEL? 項目を「0」に設定してキーコントロール機能をオンにしておくと、ピッチコントロールを使って音程を変えずに再生スピードだけを変えることができます。

注意

キーコントロール機能を使用しているときに再生音が震えているように聴こえることがありますが、これはCDの再生音を特殊処理しているために発生するもので、故障ではありません。

MP3ファイルの再生

ここでは、MP3ファイルが収録されたディスク(MP3ディスク)を再生する方法を説明します。

MP3ディスクを再生するには、ディスク内の全てのMP3ファイルを再生対象にする方法と、特定のディレクトリ(フォルダー)に含まれるMP3ファイルのみを再生対象にする方法(ディレクトリモード)があります。

メモ

本機ではISO9660 レベル1、レベル2、またはJolietに準拠したフォーマットで記録されたMP3ファイルを再生することができます。また、マルチセッションで記録されたディスクも再生することが可能です。

MP3ファイルとディレクトリ数に以下のような制限を設けております。

最大ディレクトリ数:255

最大階層数:8

最大MP3ファイル数:999

最大MP3ディレクトリ名、ファイル名、ID3Tag 名:255 文字

MP3のトラック情報について

再生中にディスプレーに表示される優先順位は、ID3v2>ID3v1>ファイル名となっています。また、停止中はファイル名を表示します。

注意

44.1kHz以外のサンプリングレートで変換されたMP3ファイルは、正常に再生できません。推奨フォーマットはサンプリングレート44.1kHz、ビットレート128kbps以上です。

全てのMP3ファイルを再生する

本機では、MP3ディスクを通常のディスクと同じように再生できます。

1.MP3ファイルの収録されたディスクをディスク挿入口に挿入します。

2.ディスプレイには「Disc Loading」と表示され、ディスクの読み込みを開始すると「TOC Reading」に切り換わります。

ディスクの読み込みが完了すると、ディスプレーのMP3インジケーターが点灯し、MP3ディスクの総トラック数が表示されます。総再生時間は表示されません。

メモ

MP3ファイルが保存されたディスクでは、それぞれのMP3ファイルが「トラック」として扱われます。

MP3ディスク内部が複数のディレクトリ(階層構造)に分かれている場合でも、子ディレクトリや孫ディレクトリにある全てのMP3ファイルが読み出されます。

トラック番号は、ルートディレクトリ(ディスクの最上段の階層)にあるMP3を先頭に自動的に付けられます。

3.再生を始めるには、PLAYボタンを押します。

MP3が再生されます。

メモ

選曲は通常のディスクを操作するときと同じように行えます。

プログラム再生、リピート再生(A-Bリピート再生を除く)などは、通常のディスクと同じように行えます。

再生、または一時停止中にDISPLAYボタンを押すと、現在再生されているMP3ファイルのID3Tag、ID3Tagが存在しない場合は、ファイル名が確認できます。

注意

MP3ディスクでは、トラックのサーチが行えません。

ディレクトリを指定して再生する

MP3ディスク内部のディレクトリ単位でMP3ファイルの再生を行うディレクトリモードについて説明します。

ディレクトリ再生について

ディレクトリとは、CDメディアやハードディスク上の階層のことで、フォルダーと呼ばれることもあります。

ディレクトリモードをオンにすると、選択されたディレクトリ内のファイルのみが操作対象になり、プログラム再生、リピート再生なども全て同じディレクトリ内で行われます。

ディレクトリモードがオフのときは、ディレクトリ構造が無視され、ディスクに収録されている全てのMP3ファイルが再生対象になります。

メモ

MP3ファイルが収納されていないディレクトリは、操作対象として選択できません。たとえば、次ページの階層図の場合、MP3ファイルが収納されているディレクトリB、Cは、操作対象ディレクトリとして選択できますが、ディレクトリAは操作対象から外されます。

注意

ディレクトリモードをオンにすると、ルートディレクトリ(下図のディレクトリAやディレクトリDがある、最上段の階層)にあるMP3ファイルは再生の対象外となります。

ディレクトリ再生の設定

ディレクトリモードのオン/オフを切り換える方法と、ディレクトリモードの操作について説明します。

メモ

以下の説明では、ディレクトリモードのオン/オフの切り換え操作をメニューモードで行いますが、リモコンのDIRECTORYボタンを使用することもできます。

1.メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「DIRECTORY?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「DIR> XXX」(ON/OFFを選択可能)が表示されます。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、ディレクトリモードのオン/オフを切り換えます。

オンにするとディスプレーでGROUPインジケーターが点灯します。

3.メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタンを押します。

4.操作対象となるディレクトリを選ぶには、停止中のときに [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE]/Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタン(またはリモコンのSEARCH(Fast Forward)ボタン)を操作します。

ディスプレーに「DIR XXX」(ディレクトリの番号を選択可能)が表示されます。

操作を止めてしばらくすると、元の表示に戻ります。このとき最後に表示されていたディレクトリが、操作対象になります。

メモ

MP3ファイルが存在しないディレクトリは、操作対象として表示されません。このため、選択するディレクトリの番号が連続していない場合もあります。

5.フロントパネル(またはリモコン)のPLAYボタンを押します。選択したディレクトリ内で再生が始まります。プログラム再生、リピート再生なども全て同一ディレクトリ内で行われます。

メモ

再生中はMULTI JOGダイヤル(またはリモコンのSKIP()ボタン)を使って、トラック(MP3ファイル)の選択が行えます。

MP3 ACTIONの設定

MP3 ACTIONの設定と、MP3ファイル再生時、MP3ファイルの再生に失敗したとき(Decode Err!)、再生を継続するか停止するかの方法について説明します。

1.メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「MP3 ACTION?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Error> XXXX」が表示されます。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、MP3 ACTIONのSkip/Stopを切り換えます。

3.メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタンを押します。

・Stop

MP3ファイルの再生に失敗(Decode Errが発生)した場合、停止状態となります(ディスプレーに「Decode Err!」を表示します)。

・Skip

MP3ファイルの再生に失敗(Decode Errが発生)した場合、次のトラックの再生を行います。ただし、次のトラックがない(リピートがオフでディスクの最終トラック、またはプログラムの最後)場合、停止状態となります(ディスプレーに「Decode Err!」を表示します)。

オートキュー機能

指定したレベル以上の音量を検知して、一時停止状態にさせる方法

(オートキュー機能)について説明します。

1.メニュー操作の基本」を参考に、メニュー項目「PLAY?」RIGHTWARDS ARROW「A_CUE LEVEL?」を選択します。

ディスプレーに「A_Cue> XXX」が表示されます(−24dB〜−72dB/6dBステップを選択可能)。

2.MULTI JOGダイヤルを使って、オートキュー機能が働く音量のしきい値を設定します。

3.メニュー操作の基本」を参考に、メニュー項目「A_CUE?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「A_Cue> XXX」が表示されます(ON/OFFを選択可能)。

4.MULTI JOGダイヤルを回して、オートキュー機能のオン/オフを切り換えます。

オートキュー機能がオンになると、ディスプレーのA.CUEインジケーターが点灯します。

5.フロントパネル(またはリモコン)のPLAYボタンを押して、任意のトラックを再生します。

この状態で指定したレベル以上の音量を検知すると、自動的に一時停止状態になります。

オートレディー機能

再生中のトラックが終了した後、次のトラックの先頭で一時停止状態にする方法(オートレディー機能)について説明します。

1.メニュー操作の基本」を参考に、メニュー項目「A_READY?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「A_Ready> XXX」が表示されます(ON/OFFを選択可能)。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、オートレディー機能のオン/オフを切り換えます。

オートレディー機能がオンになると、ディスプレーのA.READYインジケーターが点灯します。

この状態で再生中のトラックが終了すると、次のトラックの先頭で自動的に一時停止状態になります。

ヒント

オートキュー機能と組み合わせると、次のトラックの音の立ち上がりで一時停止状態にできます。

第5章 録音

ここでは、挿入したCD-R/CD-RWメディアに録音を行う方法や、録音時の各種機能について説明します。

録音する前に

以下の項目は、録音を行うときに知っておくと、不要なトラブルが避けられます。一通りお読みになってから、録音の準備を行ってください。

CDの規格により1枚のディスクには99トラック(曲)までしか録音できません。また、4秒以下の曲は録音できません。

録音を始めてから4秒以内にSTOPボタンまたはPAUSEボタンを押した場合は、4秒経ってから停止、または録音待機状態となります。その間は無音録音状態になります。

録音の途中で99曲まで達した場合は、「Disc Full!」と「PMA Writing」を表示した後、停止します。

録音の途中でディスクの録音可能時間を使いきった場合は、フェードアウトした後、「Disc Full!」と「PMA Writing」を表示して停止します。

途中まで録音してあるディスク(ファイナライズ処理されていないもの)を入れた場合は、追記録音することができます。

ファイナライズ済みのCD-RWにさらに録音したいときは、一度アンファイナライズします。(→「アンファイナライズ」)

入力信号の選択

入力信号(録音ソース)は、3系統の中から1系統を選択します。

録音ソースを選択するには、フロントパネルのINPUT SELECTボタンを押します。

ボタンを押すたびに、3種類の録音ソースが切り換わります。現在選ばれている録音ソースは、以下のインジケーターの状態で確認できます。

「ANALOG」が点灯

録音ソースとして、ANALOG IN L/R (UNBALANCED) 端子の入力信号を選択します。

ディスプレーには、しばらくの間「Unbalance」が表示されます。

「OPTICAL」が点灯

録音ソースとして、DIGITAL IN (OPTICAL) 端子の入力信号を選択します。

ディスプレーには、しばらくの間「Optical」が表示されます。

「COAXIAL」が点灯

録音ソースとして、DIGITAL IN (COAXIAL) 端子の入力信号を選択します。

ディスプレーには、しばらくの間「Coaxial」が表示されます。

サンプリングレートコンバーターを使用する

本機は常に44.1kHz(CDのサンプリングレート)で録音します。ただし、DIGITAL IN端子(OPTICAL、COAXIAL、AES/EBU)から異なるサンプリングレートの信号をデジタル録音する場合は、以下の方法でサンプリングレートコンバーター(SRC)をオンにする必要があります。

1.メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目 SRC? を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「SRC>XXX」が表示されます(ON/OFFを選択可能)。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、SRCのオン/オフを切り換えます。

3.メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタン、またはMULTI JOGダイヤルを押します。

メモ

SRCがオフの状態で信号をDIGITAL IN端子(OPTICAL、COAXIAL、AES/EBU)から受信しているとき、記録中、記録待機中にディスプレーの [REC] インジケーターが点滅します。

SRCがオフのとき、44.1kHz以外のデジタル信号は録音できません。録音しようとすると、エラーメッセージ「NotFs44.1K!」が表示されます。

入力信号の調節

ここでは、入力信号のレベルを調節する方法について説明します。

1.録音ソースとして設定した端子に、録音元の再生装置などが接続されていることを確認してください。

2.録音ソースがアナログの場合(ANALOGが点灯、または点滅している場合)は、INPUT L/Rつまみを使って、接続した再生装置からの信号レベルを調節します。

ディスプレーに表示されるレベルメーターがクリップしない範囲で、レベルをできるだけ高めに設定してください。

INPUT L/Rつまみは、左右のレベルを個別に調整できます。

注意

録音ソースがデジタル信号の場合、INPUT L/Rつまみの設定は無効です。

メモ

INPUT L/Rつまみは、ANALOG IN L/R (UNBALANCED/BALANCED) 端子の入力信号が、デジタル信号に変換される前のレベルを調節しています。

3.ディスクに録音されるレベル(デジタルボリューム)を、次の手順にしたがって設定します。

1メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「VOLUME?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Vol>XXXdB」と表示されます(−∞、−54.0〜+18.0を選択可能)。

2 MULTI JOGダイヤルを回して、録音レベルを設定します。

アナログ信号を入力している場合、レベルは手順2.のINPUT L/Rつまみで調節しておき、デジタルボリュームは0dBにするのが理想的です。

デジタル信号を入力している場合は、レベルの低すぎる信号や高すぎる信号を補正するのに利用します。

3 メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタン、またはMULTI JOGダイヤルを押します。

注意

デジタルボリュームを不用意に上げると、信号がクリップしますのでご注意ください。

入力信号のモニター

入力信号をモニターする方法を説明します。

1.ディスクが挿入されていないときに、フロントパネル(またはリモコン)のRECORDボタンを押します。

ディスプレーに「Monitor」と表示され、入力信号のモニターが有効になります。

2.入力信号のモニターを解除するには、フロントパネル(またはリモコン)のSTOPボタンを押します。

録音の基本操作

ここでは、ディスクを挿入し、録音を行う手順について説明します。

1.POWERスイッチを押して、電源を入れます。

2.記録可能なディスクをディスク挿入口に挿入します。

3.ディスプレーに「Disc Loading」と表示され、ディスクの読み込みを開始すると「TOC Reading.」に切り換わります。なお、空のディスクを挿入した場合、ディスプレーに「Blank Disc」と表示されます。

4.INPUT SELECTボタン(またはリモコンのINPUT SELボタン)を押して録音ソースを選びます。

録音ソースについて詳しくは、「入力信号の選択」をご参照ください。

5.RECORDボタンを押して、録音待機状態にします。

[REC] と pause が点灯し、ディスプレーに「Now OPC」と表示されます。

メモ

OPCは、Optimum Power Controlの略です。これは、ディスクに記録するレーザーパワーを最適な状態にする動作です。

録音ソースにデジタル信号を選んだ場合、信号が入力されていないときや不適切な信号を受信したときは、エラーメッセージ「D-IN UNLOCK!」と表示されます。

6.入力レベルを調節します。

入力レベルについては、「入力信号の調節」をご参照ください。

ディスプレーのレベルメーター右端の「OVER」が点灯しない範囲で、なるべくレベルを高く調節してください。

「OVER」が点灯するとクリップによるデジタルノイズが発生します。アナログ録音と異なり、レベルメーターの「0」以降にヘッドルームはないので、ご注意ください。

メモ

CDなどを録音する場合は、原則として、メニュー項目の「VOLUME?」を「0.0dB」にすることをおすすめします。録音ソースとなるCDをクリップさせずに録音できます。

7.録音を始めるには、PLAYボタンを押します。

録音ソースとして接続した再生装置などから、信号を入力してください。

なお、録音を停止したり、一時停止したりするには、次のように操作します。

録音を一時停止するには

PAUSEボタンを押します。もう一度PLAYボタンを押すと、再び録音が始まります。

録音を止めるには

STOPボタンを押します。

ディスプレーに「PMA Writing」を表示して、ディスクに録音内容を記録します。

注意

「PMA Writing」と表示されている間は、ディスクに録音内容を記録しています。このため、ボタン操作は受け付けません。

「PMA Writing」と表示されているときに本機を揺らしたり、電源を切ったりすることは、絶対におやめください。録音内容を正しく記録できなくなります。

メモ

SYSTEMメニューのREC TIMEサブメニューを表示すると本機で録音した総時間が確認できます。

時間表示の切り換え

ここでは、録音中(または録音待機中)に時間表示を切り換える方法を説明します。

録音中(または録音待機中)に、フロントパネル(またはリモコン)のTIMEボタンを押します。

ボタンを押すたびに、4種類の時間表示が切り換わります。現在選ばれている表示方法は、以下のインジケーターの状態で確認できます。

表示なし

現在のトラックの録音済み時間を表示します。

「REMAIN」が点灯

ディスクに録音可能な残り時間を表示します。

「TOTAL」が点灯

ディスク全体の録音経過時間を表示します。

「TOTAL」と「REMAIN」が点灯

ディスクに録音可能な残り時間を表示します。

メモ

再生中/一時停止中の時間表示については、「第4章 再生」の「時間表示の切り換え」をご参照ください。

フェードイン/アウト

録音中に、入力信号を無音状態から設定したレベルまでフェードインさせる、または現在のレベルから無音状態までフェードアウトすることができます。フェードイン/アウトの時間は、個別に設定できます。

1.メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「FADE IN?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Fade In> XXs」と表示されます(1〜30を選択可能)。

ここではフェードインの時間を設定できます。

2.MULTI JOGダイヤルを回して、フェードインの時間を設定します。

3.メニューモードからノーマルモードに戻るには、MENUボタンまたはMULTI JOGダイヤルを押します。

手順1.でメニュー項目「FADE OUT?」を選べば、同じ要領でフェードアウトの時間を設定できます。

4.フェードインを行うときは、録音待機中にリモコンのFADER ボタンを押します。

フェードインと同時に録音が始まり、ディスプレーには「Fade In」と表示されます。

5.フェードアウトを行うときは、録音中にリモコンのFADERボタンを押します。

フェードアウトが始まり、無音状態になったところで録音が停止します。フェードアウトを行っている間、ディスプレーには「Fade Out」と表示されます。

メモ

フェードイン中のフェードアウト、フェードアウト中のフェードインも可能です。

フェードイン/アウト機能は、リモコンからのみ操作できます。

シンク録音

シンク録音とは、一定レベル(シンクレベル)以上の信号が入力されたときに自動的に録音が始まり、終わりの無音部分を検出して自動的に録音が終わる録音です。

メモ

この取扱説明書では、現在設定されているシンクレベル以下の音を「無音」と呼びます。

1.録音待機状態にした後で(→「録音の基本操作」)、SYNC RECボタンを押し、ディスプレーに「Sync ON」を表示させます。

ディスプレーの [SYNC] インジケーターが点灯して、シンク録音待機状態となります。

2.必要ならば、以下の要領でシンクレベルを設定します。

1メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「SYNC LEVEL?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「S_L VL> XXXdB」と表示されます。

2 MULTI JOGダイヤルを回して、シンクレベルを設定します。設定範囲は、−24dB〜−72dB(6dBステップ)です。

3 MULTI JOGダイヤル(またはリモコンのENTERボタン)を押して、メニューモードを抜けます。

3.入力ソース機器の再生を開始します。

入力ソース機器の再生開始後、手順2.で設定したレベル以上の入力を検出すると自動的に録音を開始します。ただし、シンクレベル設定値以下の入力が1秒以上ない場合は、入力を検出しても録音は開始されません。

5秒間無音が続くと、自動的に録音待機状態になります。

4.シンク録音を解除するには、SYNC RECボタンを押し、「SyncOFF」を選択してください。

メモ

シンク録音の設定はバックアップされています。

シンクレベルの設定が高すぎると、小さい音から始まる曲の始めの部分が欠けてしまうことがあります。

反対に、シンクレベルの設定が低すぎると、アナログソースなどのノイズレベルがシンクレベルより高くなってしまい、シンク録音が始まらないことがありますので、ご注意ください。

オートトラック録音

オートトラック録音とは、設定された条件を満たしたときに、トラック番号を自動更新する機能です。

1.以下の要領で、オートトラックのモードを選択します。

1メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「A_TRK?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「A_TRK> XXX」と表示されます。

2 MULTI JOGダイヤルを使って、次の中からモードを選択します。

Level

オートトラック動作レベル以下の信号が2秒以上続いた後で、信号が動作レベルを超えるとトラック番号が更新されます。オートトラック動作レベルは、サブメニュー内の A_TRK LEVEL? 項目を使って設定します。設定範囲は、−24dB〜−72dB(6dBステップ)です。

設定が有効になると、ディスプレーのA.TRACKインジケーターが点灯します。

DD

デジタルソース(CD、MD)を録音するときに、ソース側のトラックの区切りを検出し、トラック番号が更新されます。

設定が有効になると、ディスプレーのA.TRACKインジケーターが点灯します。

ただし、DDが選ばれているときでも、アナログソース録音時、または上記以外のデジタルソース録音時には、上記の Level 設定の場合と同じように、入力レベルに応じてトラック番号が更新されます。

Time(タイムトラックインクリメント)

オートトラック動作が一定時間経過するたびにトラック番号が更新されます。

トラック番号が更新する間隔は、サブメニュー内の A_TRK TIME? 項目を使って設定します。設定範囲は、1m〜10m(1minステップ)です。

設定が有効になると、録音中(または録音待機中)にディスプレーのA.TRACKインジケーターが点滅します。

2.録音を開始します。

オートトラックの設定にしたがって、トラック番号が自動更新されます。

トラック番号を手動で更新する

手動でトラック番号を更新するには、次のように操作します。

トラック番号を付けたい位置でRECORDボタンを押します。

トラック番号が更新されます。

注意

トラック更新から4秒未満、または99トラック録音中は、ボタン操作は受け付けません。

レックミュート

無音録音部分を簡単につくることができます。

これを行うには、録音中にリモコンのREC MUTEボタンを押します。

ディスプレーに「Rec Mute」が表示され、無音録音が始まります。約4秒後に録音待機状態になります。

メモ

レックミュート機能は、リモコンからのみ操作できます。

録音トラック数の指定

録音中にMULTI JOGダイヤルを回すと、録音するトラック数を指定できます。

ディスプレーに録音するトラックの数が表示され、指定されたトラック数の録音が終了すると停止状態になります。

メモ

指定できるトラック数は、最大99です。

第6章 CD-R/CD-RWディスクの各種操作

注意

ファイナライズ、アンファイナライズ、リフレッシュ、ディスク/トラック消去中は誤って電源を切ってしまわないように、注意してください。ディスク情報が不正になるばかりではなく、ディスク自体が使用できなくなる恐れがあります。

リフレッシュ、ディスク/トラックの消去により、消去したディスク/トラックの内容は永久に失われます。誤って大事なディスク/トラックを消去してしまわないように、慎重に行ってください。

ここでは、録音済みCD-R/CD-RWを一般のCDプレーヤーで再生できるようにするファイナライズや、CD-RWの全トラックまたは一部のトラックを消去する方法など、CD-R/CD-RWの各種操作について説明します。

ファイナライズ

ファイナライズとは、TOC(曲数や各曲の演奏開始時間など、録音したデータの情報)をCD-R/CD-RWメディアに記録する操作のことです。

本機で録音したディスクは、最終的なTOCをディスクに記録するまで、一般のCDプレーヤーでは再生できません(ファイナライズ処理を行う前でも、本機で再生することは可能です)。

通常、ファイナライズ処理したCD-R/CD-RWメディアは、新たに追加録音できなくなります。ただし、CD-RWの場合は、アンファイナライズと呼ばれる処理を行えば、再び録音できるようになります。

1.録音済みのCD-R/CD-RWメディアを挿入します。

2.停止状態で、フロントパネルのFINALIZE [INS] ボタン、またはリモコンのFINALIZEボタンを押します。

ディスプレーに「FINALIZE?」と表示されます。

操作を取り消すには、FINALIZE [INS] ボタン(リモコンの場合はFINALIZEボタン)をもう一度押します。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスプレーに「Sure?」と表示されます。

操作を取り消すには、STOPボタンを押します。

4.操作を実行するには、もう一度MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ファイナライズが始まり、ディスプレーに「TOC X:XX」と予想終了残り時間が表示されます。

ファイナライズが終了すると「Complete」と表示されます。なお、ファイナライズ処理中は、ボタン操作を一切受け付けません。

アンファイナライズ

アンファイナライズとは、ファイナライズ済みのCD-RWメディアに追加録音できるようにする操作です。

1.ファイナライズ済みのCD-RWメディアを挿入します。

2.停止状態でフロントパネルのERASE [DEL] ボタン(またはリモコンのERASEボタン)を押し、MULTI JOGダイヤル(リモコンの場合はMENU(+/−)ボタン)で「UNFINALIZE?」を選択します。

操作を取り消すには、ERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)をもう一度押します。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスプレーに「Sure?」と表示されます。

操作を取り消すには、STOPボタンを押します。

4.操作を実行するには、もう一度MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

アンファイナライズが始まり、ディスプレーに「Erase X:XX」と予想終了残り時間が表示されます。

アンファイナライズが終了すると「Complete」と表示されます。

リフレッシュ

停電などが原因でファイナライズの途中で強制終了したディスクや、パソコンで使用したディスクは、本機で認識できないことがあります。このような場合は、以下の操作でディスクをリフレッシュすると、認識できるようになることがあります。

1.CD-RWメディアを挿入します。

2.停止状態でフロントパネルのERASE [DEL] ボタン(またはリモコンのERASEボタン)を押し、MULTI JOGダイヤル(リモコンの場合はSKIP()ボタン)で「REFRESH?」を選択します。

操作を取り消すには、ERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)をもう一度押します。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスプレーに「Sure?」と表示されます。

操作を取り消すには、STOPボタンを押します。

4.操作を実行するには、もう一度MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

リフレッシュが始まり、ディスプレーに「Erase X:XX」と予想終了残り時間が表示されます。

リフレッシュが終了すると、「Complete」と表示されます。

ディスクの消去

CD-RWに録音された全てのトラックを消去し、白紙の状態から録音できるようにします。

1.録音済みのCD-RWメディアを挿入します。

2.停止状態でフロントパネルのERASE [DEL] ボタン(またはリモコンのERASEボタン)を押し、MULTI JOGダイヤル(リモコンの場合はSKIP()ボタン)で「ERASE DISC?」を選択します。

操作を取り消すには、ERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)をもう一度押します。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスプレーに「Sure?」と表示されます。

操作を取り消すには、STOPボタンを押します。

4.操作を実行するには、もう一度MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスクの消去が始まり、ディスプレーに「Erase X:XX」と予想終了残り時間が表示されます。

ディスクの消去が終了すると、「Complete」と表示されます。

トラックの消去

録音されたCD-RWメディアから、指定したトラックから最後のトラックまでを消去します。

1.録音済みのCD-RWメディアを挿入します。

2.停止状態でフロントパネルのERASE [DEL] ボタン(またはリモコンのERASEボタン)を押し、MULTI JOGダイヤル(リモコンの場合はSKIP()ボタン)で「ERASE TRACK?」を選択します。

操作を取り消すには、ERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)をもう一度押します。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスプレーに「Erase XX-XX」(消去開始トラック−最終トラック)が表示されます。

操作を取り消すには、ERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)を押します。

4.MULTI JOGダイヤル(リモコンの場合はSKIP()ボタン)で消去開始トラックを選択します。

操作を取り消すには、ERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)を押します。

5.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

ディスプレーに「Sure?」と表示されます。

操作を取り消すには、STOPボタンを押します。

6.操作を実行するには、もう一度MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

トラックの消去が始まり、ディスプレーに「Erase X:XX」と予想終了残り時間が表示されます。

トラックの消去が終了すると、「Complete」と表示されます。

メモ

トラックの消去は再生モード「Continue」でしか実行できません。

第7章 名前を付ける

サブメニュー項目の「TEXT EDIT?」を使って、ディスクとトラックに名前を付けることができます。

メモ

名前を設定した後、ファイナライズを行わずに電源を切ると、TOCが記録されず、付けた名前が無効になります。

TOCを記録するには、ファイナライズを実行してください。

ディスクに名前を付ける

CD-R/CD-RWに固有の名前を付けます。

1.停止状態で、「メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「TEXT EDIT?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Text> XXX」と表示されます(Disc、または01〜99のトラック番号が選べます)。

2.MULTI JOGダイヤルを押して、MULTI JOGダイヤルを回して(リモコンの場合はSKIP()ボタンを押して)、「Text> Disc」を選択します。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

キャラクター表示部に現在のディスク名が表示され、名前編集モードになります(カーソルが点滅します)。

4.以下の要領にしたがって名前を付け、本体のMENUボタン(またはリモコンのMENUボタン)を押して確定します。

名前編集モードでは、以下の要領で名前を付けます。

入力する文字種を選択するには

本体またはリモコンのDISPLAYボタンを押すと、以下の2通りの文字種が切り換わります。

英小文字/記号(ディスプレーに無表示)

英大文字/記号(ディスプレーに「CAPS」が点灯)

文字を入力するには

MULTI JOGダイヤル(リモコンの場合はSKIP()ボタン)で文字を選択し、MULTI JOGダイヤルを(リモコンの場合はENTERボタン)を押して確定します。

カーソルを移動するには

本体の [BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE]/Fast Forward [BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE] ボタンを使用します。

[BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE] ボタンを押すとカーソル位置が左に移動し、, [t] ボタンを押すと右に移動します。

リモコンのSEARCH(Fast Forward)ボタンでもカーソルの移動が行えます。

文字を削除するには

削除したい文字にカーソルを合わせてERASE [DEL] ボタン(リモコンの場合はERASEボタン)を押します。

文字を挿入するには

挿入したい位置にカーソルを置き、FINALIZE [INS] ボタン(リモコンの場合はFINALIZEボタン)を押します。

文字を修正するには

修正したい文字にカーソルを合わせて、希望の文字を入力します。

テキストを編集後、TOCを記録しないままディスクを取り出そうとすると、「Sure? Text!」と表示されます。

TOCを記録しないままディスクを取り出す場合は、「Sure? Text!」表示中に、再度EJECTボタンを押してください(入力したテキストは失われます)。

トラックに名前を付ける

CD-R/CD-RWに録音されたトラックに固有の名前を付けます。

1.停止状態で、「メニュー操作の基本」を参考に、サブメニュー項目「TEXT EDIT?」を表示させ、MULTI JOGダイヤルを押します。

ディスプレーに「Text> XXX」と表示されます(Disc、または01〜99のトラック番号が選べます)。

2.MULTI JOGダイヤルを押して(リモコンの場合はENTERボタンを押し)、MULTI JOGダイヤルを回して(リモコンの場合はSKIP()ボタンを押して)、01〜99のトラック番号を選びます。

3.MULTI JOGダイヤルを押します(リモコンの場合はENTERボタンを押します)。

キャラクター表示部に現在のトラック名が表示され、名前編集モードになります(カーソルが点滅します)。

メモ

現在名前がない場合は、何も表示されません(カーソル点滅のみ)。

4.ディスク名と同様の操作で名前を付け、本体のMENUボタン(またはリモコンのMENUボタン)を押して確定します。

テキストを編集後、TOCを記録しないままディスクを取り出そうとすると、「Sure? Text!」と表示されます。

TOCを記録しないままディスクを取り出す場合は、「Sure? Text!」表示中に、再度EJECTボタンを押してください(入力したテキストは失われます)。

第8章 コンピュータキーボードを使った操作

IBM PC互換機用、PS/2インターフェースのキーボードを、本機フロントパネルのKEYBOARD端子に接続することにより、キーボードを使って本機を操作することができます。

各種コントロールが可能ですが、特に名前の入力を効率的に行うことができます。

キーボードタイプの設定

接続するキーボードに合わせて、キーボードタイプを選択します。

メニュー項目SYSTEM内のサブメニュー項目「KEYBOARD?」を使って、タイプを選択します。

日本語対応キーボードの場合、「JP」を選択します。

英語対応キーボードの場合、「US」を選択します。

キーボードを使って名前を入力する

パソコンの文字入力と同じ感覚で、ディスク名、トラック名を入力することができます。

タイトル編集メニューに入るには:

SHIFT + F8キーで、ディスク/トラックタイトル編集メニューに入ります(Text> ## を表示)。

入力する文字種を選択するには:

CAPSキー:「英大文字」を選択/解除します。

解除のとき:「英小文字」になります。

入力するには:

数字キー、文字キーで直接入力

カーソルを移動するには:

s/wキーを使います。

文字を削除するには:

Deleteキー :カーソル位置の文字を削除します。

Back Spaceキー :カーソル手前の文字を削除します。

文字を挿入するには:

希望の位置でInsertキーを押します。

文字を修正するには:

カーソルを合わせて上書きします。

キーボード操作一覧

名前の入力だけでなく、トランスポートコントロール、編集など、各種動作をキーボードからコントロールすることができます。

以下に、キーボードのキーの機能をまとめておきます。

キーボードのキー

動作

F1キー

ボタンと同じ

F2キー

ボタンと同じ

F3キー

キーコントロール機能のオン/オフを行います

F4キー

STOPボタンと同じ

F5キー

PLAYボタンと同じ

F6キー

PAUSEボタンと同じ

F7キー

オートキュー機能のオン/オフを行う

F8キー

RECORDボタンと同じ

F9キー

オートレディー機能のオン/オフを行う

F10キー

REPEATボタンと同じ

F11キー

リモコンのPLAY MODEボタンと同じ

F12キー

PITCHつまみ、およびボタンと同じ

SHIFT + F1キー

「ERASE TRK」へ

SHIFT + F2キー

「ERASE DISC」へ

SHIFT + F3キー

「REFRESH」へ

SHIFT + F4キー

SHIFT + F5キー

SHIFT + F6キー

SHIFT + F7キー

SHIFT + F8キー

「TEXT EDIT」へ

SHIFT + F9キー

SHIFT + F10キー

SHIFT + F11キー

「UNFINALIZE」へ

SHIFT + F12キー

「FINALIZE」へ

CTRL + F1キー

ダイレクトトラックサーチトラック1

CTRL + F2キー

ダイレクトトラックサーチトラック2

CTRL + F3キー

ダイレクトトラックサーチトラック3

CTRL + F4キー

ダイレクトトラックサーチトラック4

CTRL + F5キー

ダイレクトトラックサーチトラック5

CTRL + F6キー

ダイレクトトラックサーチトラック6

CTRL + F7キー

ダイレクトトラックサーチトラック7

CTRL + F8キー

ダイレクトトラックサーチトラック8

CTRL + F9キー

ダイレクトトラックサーチトラック9

CTRL + F10キー

ダイレクトトラックサーチトラック10

CTRL + F11キー

ダイレクトトラックサーチトラック11

CTRL + F12キー

ダイレクトトラックサーチトラック12

CAPSキー

「英大文字」を選択/解除

数字キー/文字キー

数字文字の入力

LEFTWARDS ARROWRIGHTWARDS ARROWキー

カーソルを移動

Deleteキー

ERASE [DEL] ボタンと同じ

Back Spaceキー

カーソル手前の文字を削除

Insertキー

FINALIZE [INS] ボタンと同じ

ESCキー

編集/タイトル編集をキャンセルしてメニューモードを終了

Enterキー

ENTERボタンと同じ

第9章 メッセージ一覧

エラーメッセージ

以下のエラーメッセージが表示されたときは、STOPボタンを押してから原因を解消してください。それでも改善しない場合は、ティアック修理センターにご相談ください。

メッセージ

内容

Can't Rec!

録音できません。ディスクの内容を消去するか(CD-RWの場合)、録音可能なディスクに交換してください。

Disc Error!

ディスクに何らかの問題があります。ディスクを交換してください。

Disc Full!

録音用ディスクに録音可能な時間、またはトラックがないため、録音できません。

Text Full!

文字数が上限に達しました。

Sure? Text!

TEXT編集後、ファイナライズせずにディスクを排出しようとしています。問題なければ再度EJECTボタンを押してください。

Drive Error!

CD-RWドライブに問題があります。

D-IN UNLOCK!

DIGITAL IN端子にデジタル機器が接続されていません(または接続されたデジタル機器の電源がオフになっています)。

デジタル機器の接続と電源をお確かめください。

Not Audio!

DIGITAL IN端子からの入力信号がオーディオ信号ではありません。

Erase Error!

消去中にエラーが発生しました。

Not Fs44.1k!

デジタル入力のサンプリング周波数が44.1kHzではありません。SRCをオンにしてください。

PGM Empty!

プログラムされていません。

PGM Full!

既に99曲プログラムされています。

Can't Edit!

操作の制限により、編集が実行できません。

Can't Sel!

選択禁止状態のため、メニューなどの選択ができません。

Rec Error!

録音中にエラーが発生しました。録音をやり直してください。

OPC Error!

OPCに失敗しました。録音をやり直してください。

NO DIR!

ファイルが存在するディレクトリがありません。

Decode Err!

MP3ファイルの再生に失敗しました。

Format Err!

本機では読み取り不可能な形式です。

IR Disable!

リモコン操作が許可されていません。

動作時のメッセージ

メッセージ

内容

Blank Disc

何も録音されていないディスクがセットされています。

Complete

ファイナライズまたは消去などが完了しました。

Now OPC*

最適な状態で録音するため、使用ディスクの特性に合わせてキャリブレーションを行っています。

Disc Repair

記録中に電源がオフになったなど、何らかの理由によりPMAが記録できなかったCD-Rメディアに対し、修復処理をしています。この処理は、記録された内容を全て確認するため非常に時間が掛かりますので、途中で電源をオフにしないでください。

PMA Writing*

録音した内容をディスクに記録しています。

TOC Reading

TOC情報を読み取り中です。

OPC = Optimum power Control

PMA = Program memory Area

第10章 トラブルシューティング

本機の動作がおかしいときは、修理を依頼する前にもう一度、下記の点検を行ってください。

それでも改善しないときは、お買い上げ店またはティアック修理センターにご連絡ください。

電源が入らない

電源プラグがしっかりと差し込まれていますか?

「Disc Error!」や「OPC Error!」が表示される

ディスクが汚れていませんか?。ディスクを掃除するか交換してください。

再生できない

結露していませんか?

結露している場合はディスクを取り出して、電源をオフにして約1〜2時間放置してから電源を入れてください。

音が出ない

モニターシステムとの接続をもう一度確認してください。また、アンプの音量を確認してください。

録音できない

接続をもう一度確認してください。

録音レベルを調節してください。

再生専用のCDには録音できません。録音用CDと交換してください。

設定を変えたのに記憶されていない

本機では、モード設定を変更するたびにバックアップしています。電源を切るタイミングによってはバックアップに失敗してしまう場合がありますので、変更した直後に電源を切ることはおやめください。

雑音がする

テレビなど強い磁気を帯びたものから十分離して設置してください。

ディスクが入らない

一度ディスクを抜きEJECTキーを押してから、再度ディスクを入れてください。

第11章 仕様

定格

対応ディスク

CD、CD-R、CD-R-DA、CD-RW、CD-RW-DA (12cm、8cm、CD-RWはHigh Speedに対応)

再生ディスクフォーマット

CD-DA、CD-ROM ISO9660 LEVEL1/2Joliet format、 マルチセッション対応、CDテキスト対応

再生ファイル形式

CD-DA:44.1kHz、16bitステレオ

MP3:44.1kHz、64kbps~320kbps、VBR

録音ファイル形式

CD-DA:44.1kHz、16bitステレオ

オーディオ性能

再生周波数特性

20Hz〜20kHz

±0.8dB(再生時)

±1.0dB(記録時)

S/N

95dB以上(再生時)

90dB以上(記録時)

ダイナミックレンジ

95dB以上(再生時)

90dB 以上(記録時)

歪率

0.006%以下(再生時)

0.008%以下(記録時)

チャンネルセパレーション

90dB以上(再生時:1kHz)

80dB以上(記録時:1kHz)

ワウフラッター

測定限界以下(0.001%以下)

入出力定格

アナログ入力

アンバランス

コネクター:RCAピン

規定入力レベル:−10dBV(Full Scale −16dB)

最小入力レベル:−19dBV以上

(規定レベル(Full Scale −16dB)に調整可能な最小入力レベル)

入力インピーダンス:22KΩ±10%(不平衡)

アナログ出力

アンバランス

コネクター:RCAピン

規定出力レベル:−10dBV±2dB(Full Scale -16dB)

最大出力レベル:+6dBV±2dB

出力インピーダン:200Ω±10%(不平衡)

ヘッドホン出力

コネクター:ステレオ標準(6.3φ)

最大出力:20mW以上(32Ω負荷)

デジタル入力

COAXIAL

コネクター:RCAピン

フォーマット:IEC-60958コンシューマユース

OPTICAL

コネクター:TOSLINK

フォーマット:IEC-60958コンシューマユース

入力可能サンプリング周波数:32kHz〜48kHz

デジタル出力

COAXIAL

コネクター:RCAピン

フォーマット:IEC-60958コンシューマユース

OPTICAL

コネクター:TOSLINK

フォーマット:IEC-60958コンシューマユース

コントロール入出力

KEYBOARD

コネクター:Mini DIN 6pin

一般

電源

AC100V、50/60Hz

消費電力

16W

外形寸法

482.6 x 94 x 309mm(幅 x 高さ x 奥行き)

重量

4.3kg

寸法図

取扱説明書のイラストが一部製品と異なる場合があります。

製品の改善により、仕様および外観が予告なく変更することがあります。

0622.MA-3465B